初代・1927年~1957年

1927年

11月

村田治助君初代委員長に内定
炊夫沼宮内源一氏一家入寮
藤村久四郎君を一番槍に学生続々入寮しはじめる。
新嘗祭を卜して、大学関係者、在札樽県人を多数招待して盛大に開寮式を開催。模擬店もあって賑う。
栃内先生の欧米留学の送別壮行会

1928年

1月

北大の各学生寮招待会
在札県人有志と懇談会

6月

田中館秀三先生来寮、伊太利、ロシア、墺太利、支那などの旅行談を聞く。

7月

三田義正氏来寮。この前後に映画「寮生活」1巻撮影。

8月

寮基金募集のため、岩手県および旧南部藩領を映画を持って廻る。

10月

盛岡出身のテナー照井詠三氏の独唱会(伴奏者清瀬保二氏)を公会堂にて開催し、純益金を寮基金に寄附して戴く。

11月

創立1周年記念祭

1929年

8月

岩手県北海道視察団385名来寮

11月

2周年記念祭

1930年

7月

盛岡市長中村謙蔵氏来寮

8-9月

寮基金募集のため、岩手県および旧南部藩領内の第二回映画旅行

11月

3周年記念祭

1931年

1月

前総長佐藤昌介先生の引退謝恩会

5月

新渡戸稲造博士招待午餐会、講演を聴く。

11月

4周年記念祭

12月

鹿島精一氏来寮、午餐会

1932年

1月

葛西先生洋行帰朝と松岡先輩除隊の歓迎会を兼ね、新年宴会を開催。

2月

葛西先生歓迎スキーにて薄別温泉宿泊、無意根登山。栃内先生も参加。
蓄音機購入の披露会

5月

新入寮生歓迎会を円山観桜会として行う。以後例となって毎年花見が続けられるようになった。

11月

5周年記念祭。初めて寮誌を発行し、各学寮代表者を招待して茶話会を行う。

1933年

4月

東京に移られる葛西先生御一家の送別会を催す。

6月

葛西先生来寮
金田一京助氏歓迎会

7月

葛西先生御帰京の日茶話会
佐藤昌介先生御夫妻を招待し、寮庭にてローズ歓賞会を催す。

9月

田中館秀三先生講演会「南米移民事情」
葛西先生歓迎懇談会。16日先生より寄贈のラジオ設置する。

11月

6周年記念祭

1934年

2月

紀元節晩餐会

4月

島先生寮理事長となられる。中村謙蔵盛岡市長来寮。
天長節晩餐会

9月

出淵勝次駐米大使来寮。

11月

東北地方凶作救済に関し、東北地方学寮の代表者本寮に集まり協議。
7周年記念祭

1935年

6月

巌鷲協会一行とともに佐藤男爵の八紘学園見学。

11月

8周年記念祭

1936年

5月

佐藤男爵米国旅行に出発。

8月

佐藤男爵米国より帰札。

9月

佐藤男爵帰朝歓迎会を精養軒において行う。

10月

石黒忠篤岩手県知事来寮。

11月

葛西先生御出席の下に九周年記念祭。

1937年

6月

新里貫一氏、深沢省三画伯の歓迎会

11月

10周年記念祭

12月

長沢直太郎海軍中将来寮。

1938年

11月

11周年記念祭

1939年

6月

午前8時30分、男爵佐藤昌介先生御逝去される。八日農学部前校庭にて大学葬挙行。寮生一同葬儀に参加す。

11月

12周年記念祭

1940年

5月

県人遠藤札幌逓信局長歓迎会

10月

北里研究所栄転の三浦四郎先輩送別会

11月

13周年記念祭

1941年

10月

全国一斉に防空演習始まる。
勅令により卒業期12月となり、徴兵延期も短縮される。

12月

繰上げ卒業の県人学生送別会
太平洋戦争開始。葛西先生来寮、11日歓迎晩餐会

1942年

6月

大学農場において寮生勤労作業開始。

9月

繰上げ卒業の県人学生送別会

11月

15周年記念祭

1943年

9月

学徒臨時徴兵検査始まる。

11月

16周年記念祭

1944年

11月

17周年記念祭

1945年

6月

札幌における最初の空襲警報。

8月

終戦

11月

18周年記念祭

12月

本日より翌年3月まで閉寮と決定す。

1946年

4月

寮再開

11月

19周年記念祭

12月

北海道衛生部長として着任の西野先輩歓迎会。
スチームを完全に停止し、食堂にストーブを取り付ける。創立以来初めての事態である。

1947年

5月

寮としての食事は朝昼2食のみに決定する。

11月

20周年記念祭

1948年

4月

水洗式便所の使用不能となる。

11月

21周年記念祭

1949年

2月

寮生誕生日の月一回の祝賀制度を設く。

8月

新制大学授業開始。

9月

キティ台風のため暖房用煙突倒壊。
国分謙吉岩手県知事と青森県および秋田県副知事来寮。
葛西先生御逝去遊ばされ、慈父を失える如く、実に悲痛、残念なことである。

11月

22周年記念祭

1950年

5月

イールズ事件

6月

予算会議及び寮生大会。寮建物修理のため募金対策。

7月

寮報第一号を発効。これより継続発行。

9月

岩手県町村長来寮。
募金芳名録をつくる。
島理事長北大学長に当選す。

10月

23周年記念祭とともに島理事長学長就任祝賀会開催。

11月

郷土のニュースを知るため、「新岩手日報」を取り始める。

1951年

2月

岩手県に対し建物補修費に関して嘆願書提出。

3月

県会に上提中の補修費全額通過。

7月

巌鷲寮(財団法人)の戦後発の評議員会開催。同時に増築完成祝賀会を行う。

10月

島理事長自ら募金のため市内を廻られる。

11月

24周年記念祭

1952年

11月

25周年記念祭

12月

西野先輩保安隊衛生総監として栄転されることになり、理事、先輩とともに送別会を行う。

1953年

6月

獣医学部教授として赴任された三浦四郎先輩の歓迎会を行う。

8月

三浦四郎先輩の御一家来寮、暫く寮に滞在。

9月

自治庁通達の学生選挙問題に関して寮生大会を開く。

巌鷲、荘内および北香3寮の代表者要請文を持って市役所鉄西出張所訪問。

10月

3寮代表者北海道選挙管理会訪問。

11月

26周年記念祭

1954年

9月

夜15号台風襲来、洞爺丸沈没。寮の屋根その他被害を受けること大なり。

10月

27周年記念祭

1955年

3月

卒業生送別会。この日、日活試写室で「寮生活」の記録映画を総見。

11月

28周年記念祭
北大学生寮連合結成さる。

1956年

6月

寮敷地の管轄が文部省より大蔵省に移る。

1957年

3月

寮地代納入督促。地代急騰す。

7月

寮生大会に三浦、高橋武雄先輩出席し、改築に関し説明す。
寮改築中、学部学生は北学寮、教養学生は恵迪寮に仮宿決定。

9月

夜とりこわし始まる。14日備品を農学部倉庫に預る。

12月

新築の寮に引越す。

~巌鷲寮創立80周年記念誌「巌鷲の秀麗なるが如く」より抜粋